よかろうもんブログ

素人の意見より厄介な「分かったつもりになってるヤツからの意見」。

   

ウェブ関連の仕事をやってると、素人の方に口を出されたり否定されたりすることが多いです。

 

え?私だけですか?(笑)

 

企業内のウェブ部門にいたときに、
ウェブサイトやウェブ事業に関する知識がほぼ皆無の別部門の上役に
「俺、ネットに詳しいんだよね。2ちゃんねるとかもチェックしてるし。」と言われながら
あれこれとダメ出しをされたのは私だけですか?

まあいいでしょう。

 

この「素人の方からの意見」、体感的には役立つもの2割、役立たないもの8割といったところでしょうか。
ほとんどが思いつきですから、そんなに役に立つわけがありませんよね。
とはいえ、我々の視点では見落としがちなところを指摘してくれたりすることがあるので、
正直イライラすることもありますが、耳を傾けるようにはしています。

 

 

厄介なのは「分かったつもりになってるヤツからの意見」です。
まるっきりの素人じゃないんだけど、我々のレベルにはほど遠い、そんな連中です。

 

・ブログを書き続けてる程度でウェブサイトの運営を分かったつもりになってるヤツ
・友達に頼まれてサイトを2~3作った程度でウェブ制作のことを分かったつもりになってるヤツ
・制作中のサイトにちょっとかかわった程度でディレクションのことを分かったつもりになってるヤツ

このクラスが一番危険です。
覚えたての専門用語を駆使して、あれこれ意見を出してきます。
「SEOガー」「ユーザビリティガー」って黙ってろお前。

 

私も最初は意見を聞くようにしていましたが、
残念なことに参考になる話がひとつも無かったんですよね。
大した経験もないのに、口だけはご立派で。
何なんでしょう、この根拠のない自信は。
意見というよりは指摘や批判に近いかもしれません。

 

「文句があるならお前がやってみろ」と言ったこともありますし、実際にやらせたこともあります。
相手が同業(と本人が言い張ってる)ですから、そのくらいは言ってもいいでしょう。

(こんなケースじゃなきゃ「文句があるならお前がやってみろ」なんて言えませんよね(笑))

そして実際にやらせてみるとまず上手くいかない。そして言い訳を始める。
もはや様式美です。

 

ですから、今では私が関わっているサイトに対しての
「分かったつもりになってるヤツ」からの指摘や批判には基本的には耳を傾けません。
分かった風な口を利く暇があったら実績積んで来い
勉強してから出直しておいで、という感じです。
学びたい方にはいろいろとアドバイスしてますし。

誤解の無いように付け加えておきますが、素人の方から同業者まで
意見は幅広く聞くようにはしてますよ。
「分かったつもりになってるヤツ」の話を聞きたくないだけです。

 

はっきり言って、業界問わず「分かったつもりになってるヤツからの意見は聞いても無駄」ですね。
ソーシャルメディアだけで活躍している方々を見るとあまりにも「分かったつもりになってるヤツ」が多すぎる。

 - 雑文