「SNSは導入、運営費用がかかりません。」は誤り。
昨日、こんなブログを読みました。
自治体がSNSを活用する可能性 | 入間市議会議員 松本よしあき オフィシャルブログ
埼玉県入間市の25歳の市議さんのブログです。
随分若い市議さんがいるものなんですねえ。
このエントリを少し引用させていただきます。
6月議会の一般質問でも取り上げさせていただきましたが、自治体こそFacebookなどのSNSを活用すべきです。
SNSは利用方法によってまだまだ可能性があります。
現在の少子高齢化時代では税収が減少して社会保障費が増加しています。
そのような時代にこそSNSです。SNSは導入、運営費用がかかりません。SNSは地方自治法第2条第14項の「最小限の経費で最大限の効果をあげるようにしなければならない。」をまさに実現できる具体的な方法です。
「SNSは導入、運営費用がかかりません。」ですか。はぁ。
確かに、アカウントを作るだけなら無料ですし
運営すること自体に費用もかかりません。
SNSって勝手に何かやってくれるの?人が動かすんじゃないの?それでも「費用がかからない」って言うんならコスト意識ゼロだな。
— ナリシゲ トシオ (@nari_104) June 14, 2013
SNSの運用には、少なくとも人件費がかかるんですよ。
ソーシャル(笑)が勝手に何かをやってくれるんじゃないんです。
Facebookもツイッターも、所詮「ツール」です。
ツールが何かを勝手に生み出してくれるわけではなく
適切に運用して初めて効果が出てきます。
当然ですが、それを動かす「人」が必要です。
それに、SNSの運用って、そんなに簡単じゃないです。
ちょっとネットに詳しい、という程度でこなせるようなものじゃありません。
適切な運用にはそれなりの知識とスキルが必要です。
それでも「SNSは導入、運営費用がかかりません。」と言えますか?
何だろう、この「ソーシャルメディアは魔法の杖」みたいな意見に通じる気持ち悪さ。