よかろうもんブログ

日頃のご愛顧?でkoboを配布する楽天のセンスについて考えるなど。

   

月刊楽天koboちゃん2012年11月号 -行政指導、無料配布開始

ネタとしては少々古いのですが。

10月20日前後にkobo購入者にkobo本体の半額クーポンが届き始めたと話題になったと思ったら、Amazon Kindleが発表された24日には、楽天カードのプレミアム会員に対し、koboが突然送りつけられるという事態が発生し、ネット上で騒然となった。

楽天の説明によれば、「楽天カードのプレミアム会員に対して日頃のご愛顧ということで送付している。いくつかの基準をつけており、無作為に配った訳ではない」ということだが、もちろん純粋なお礼であるはずがない。楽天としては無料で配っても電子書籍を購入してくれれば回収できるという目論見なのだろうが、定価で購入したユーザを蔑ろにしてはいないだろうか?

(表向き)「日頃のご愛顧」ということでkoboを配るというセンスはどうしようもないと思いますが、
無料配布自体は悪い施策じゃないと思うんですよ。

ただ、記事にもあります通り、少ないコンテンツにも関わらず定価で購入したお客様への裏切り行為と言えるでしょうし
そうでなくても、これだけの悪評が立っている中での配布はタイミングとしては最悪です。
勿論突然送りつけるというやり方も論外です。
結果的に新製品発表前の在庫セールという印象を与えたにすぎません。
全て楽天らしいといえばその通りなのですが(笑)

まあ、ともかく楽天は「コンテンツビジネス」の何たるかを分かってないですね。
VODサービスの黎明期に、各社が何を考えどう動いてたか、ここに大きなヒントがあると思います。
「Showtime」に、そのあたりに詳しい人がいそうな気がするんですけどねえ。

 - 楽天kobo, 楽天市場, 雑文