武雄市のアレで考える
今日はこちらの記事から。
武雄市といえば、市のサイトをfacebookに移行したことでも有名ですが、
今度は市の公文書をEvernoteで公開するとのこと。
これに関しての私の意見は下記ツイートの通り。
市のウェブサイトをしっかりと運営してりゃFacebookもEvernoteも必要ない。ドヤ顔の写真が腹立つ。|武雄市、行政文書ネットで公開 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) yomiuri.co.jp/e-japan/saga/n…
— ナリシゲ トシオさん (@nari_104) 11月 17, 2012
地方自治体のウェブサイトで重要なのは、
「市民が必要とする情報を分かりやすく掲示する、市民が必要な情報に容易にアクセスできる」ことだと考えます。
それを踏まえて、きちんと設計され、そして運用されているウェブサイトがあれば
facebookやEvernoteを使う必然性などないと思うのです。
仮に運用の省力化とコストダウンが目的だとしても、facebookやEvernoteを使用しなければならない理由は無く、
CMS(コンテンツマネジメントシステム)を利用すればいいだけの話です。
そもそも、「地方自治体のウェブサイト」という性格を考えますと、一私企業のサービスに頼ることは相当リスクがあります。
結局「新しい取り組みを率先してやる俺ナウい」ということなのでしょう。
もしこの取り組みが、サイトの運用面を考えてのものだとするなら、その気持ちだけは評価したいところですが、
実際のところ、facebookやEvernoteを使ってもそんなに運用は楽にならないと思うんですよね。
まあ、間違いなくサイトの運用を考えてのものではないと思いますが。
あと、この人はfacebookやEvernoteを使うことが「目的」になっている。残念すぎる。
今日はこの話から「ウェブサイトの運用」につなげようと思っていたのですが、
どうもうまくまとまりそうにないので、この話はまた後日。