よかろうもんブログ

えっ1億円!?「取扱商品総額」に惑わされない。

   


1日100万円以上を売り上げたストアも–Stores.jpの取り扱い商品総額が1億円に無料ネットショップ作成サービス「BASE」、取扱商品総額1億円を突破

「Stores.jp」も「BASE」も、無料でECサイトを作ることが出来るというサービスです。
開店のための操作も簡単で、手軽にECサイトをオープンすることが出来る、非常に新しい試みです!

なんてどっかのバカブログが書きそうな文章ですが…(笑)

私の考えはこちら→「ネットショップは気軽にオープン出来なくていい。

「Stores.jp」も「BASE」も、実質「CtoC」のためのサービスです。
オークションとは違い、自分のショップを持ってる感が出せるのが人気の秘訣なんでしょうか。

さて、少し戻って一番上の2つの記事(というかリリースですね)にある「取扱商品総額」、
本ブログをお読み頂いている方は当然その意味をご存知かと思いますが、一応書いておきます。

「取扱商品総額」=販売している商品の価格の合計

です。
1万円の商品が1万点あれば「取扱商品総額」は1億円になります。
5千万円の商品が2点でも「取扱商品総額」は1億円です。
ですから、『「取扱商品総額」が1億円を突破!』といっても、
1億円分の商品を売っている、というだけの話ですからご注意を。
商品の売れ行きとは全くの無関係です。惑わされないように!

この「取扱商品総額」、評価するとしたら「1店あたりの取扱商品総額」くらいでしょうか。
「Stores.jp」は上記リリースによるとショップ数が6,000店以上、「BASE」は5,000店以上とのことです。
前者は1店あたりの「1店あたりの取扱商品総額」が約16,000円、後者は約20,000円と、
「CtoC」であることを考えると、まあこんなものかなという感じです。
非常に評価が難しいですね(苦笑)

ただ、やはりネットショップは(それがCtoCであっても)売れてナンボ、です。
プラットフォームを提供する側は、提供することのみに主眼を置いているようですが
売上を上げるためのスキルなど持ち合わせていない(であろう)この手のサービスの利用者層は
商品が売れなきゃ放置しちゃいますよ。
「Stores.jp」や「BASE」のドメインを利用したショップが放置されちゃうってことになります。
これは非常にまずいですね。
そう考えると出店者に対してのある程度のサポートは今後必要になってくるはずです。
そうしないと、リリースの内容がいつまでも「取扱商品総額」と「出店ショップ数」のみになっちゃいますからね。

ただ、この両サービスが以上のような運用の部分まで考えて立ち上げられたものか、と言われると、少々微妙な気がします。
運営会社からすると、商品の売上を上げることだけがお金を得る方法じゃないですからね!

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