諸説あり!?3月14日はホワイトデー。その歴史と由来を学ぶ。
明日3月14日は「ホワイトデー」。
Wikipediaによりますと
バレンタインデーにチョコレート等を貰った男性が、そのお返しとしてキャンディ・マシュマロ・ホワイトチョコレート等のプレゼントを女性へ贈る日
とのことなのですが、その由来には諸説あるようでして。
石村萬盛堂の発案でホワイトデーの前身「マシュマロデー」が昭和53年3月にスタート。
その後「ホワイトデー」と名称を変更、キャンディーやクッキーなどもお返しの品として登場した、という説。
銘菓 鶴乃子でおなじみの石村萬盛堂公式サイトには、以下のように書かれています。
（少し長いですが、転載いたします。）
昭和52年のある日、現在の社長 石村善悟がお菓子のヒントはないものかと少女雑誌をパラパラとめくっていました。そこで偶然ある記事に出会います。「男性からバレンタインデーのお返しがないのは不公平。ハンカチやキャンディー、せめてマシュマロでも…」。
それをみた石村はあることに気付きます。当時、石村萬盛堂は博多銘菓「鶴乃子」を主力商品に和菓子屋として商いを行っていました。「マシュマロ生地で黄身餡包んだ鶴乃子は石村萬盛堂の主力商品。お返しにマシュマロを贈られて嬉しいならばこれを使って何とか男性が女性にお返しをする日を作れないか。」そこで考えついたのが「マシュマロの中にチョコレート包餡して”君からもらったチョコレートを、僕のやさしさ（マシュマロ）で包んでお返しするよ”」というチョコマシュマロでした。そのコンセプトと共に福岡随一の百貨店であった「岩田屋（現岩田屋三越）」へ提案に行きました。
日にちをいつにするのか？それさえも決まっていませんでした。社内の女性達を集めた企画会議で、
- バレンタインデーの日付をひっくり返した4月12日
- 1週間後の2月21日
- 1ヶ月後の3月14日
の3候補が出てきました。しかし同時に懸念材料も。候補（1）の4月12日はバレンタインデーから2ヶ月も空いてしまい、間延びするのでは。候補（2）の2月21日はバレンタインデーから1週間しか経たず、お菓子屋としての多忙すぎるスケジュールに対応できるのかという不安がありました。すると岩田屋さんは「そら石村さん、一番ひまんなる（暇になる）3月14日がベストですね！」とのアドバイスもあり、候補（3）の3月14日にしようと決定しました。昭和53年3月、満を持しして「マシュマロデー」がスタートしました。しかし数年間は売上の厳しい期間が続きました。
「マシュマロデー」を7～8年位続けたころ、百貨店から「マシュマロデー」ではマシュマロアイテムがどうしても中心になってしまうため、「マシュマロの白」を想起させる「ホワイトデー」に名称を変更できないかとの申し出がありました。その後、キャンディーやクッキーなどもお返しの品として登場。お菓子業界にとどまらず、食品、衣料品など各業界の参入もあり現在のホワイトデー市場が出来上がりました。今では日本国内にとどまらず、台湾や韓国にもみられる記念日となっています。
そしてもうひとつの説はこちら。
全国飴菓子業協同組合が昭和53年6月に決定した「ホワイトデー（３月１４日）はキャンデーの日」。
をその由来とする説。
ホワイトデー公式サイトには以下のように書かれています。
（以下、一部を転載）
- “愛する人にチョコレートをプレゼント”のキャッチフレーズで業界に定着したバレンタインデーに対応して、全国飴菓子業協同組合が「ホワイトデー（３月１４日）はキャンデーの日」と決定したのが１９７８（昭和５３）年６月のことでした。そして、８０年３月には全飴協・関東部会が第１回のホワイトデー“愛にこたえるホワイトデー”を実施し、現在にいたっています。
- ホワイトデー・イコール・キャンデーというような認識を定着させるまでが、ひと苦労でした。それまでは、マシュマロありクッキーありだもの。
- 爆発的になったのは４年目の８３（昭和５８）年から。久保ホールで「ミスＤＪホワイトデーコンサート」というのもやりましたし‥‥。とにかく売れに売れました
時期を考えれば、上の説が有力といえるでしょうか。
それにしても上の説は岩田屋、下の説は三越と、
ホワイトデーの普及には百貨店が一役買っているんですね。
非常に歴史を感じさせる事実です。
奇しくも今は、両百貨店とも同じグループ（三越伊勢丹ホールディングス）です。
さて、明日はいよいよホワイトデーですね。
既に皆様ご用意はお済みかと思います。
男性にとっては（特に会社においては）楽しいイベントではないかもしれませんが
まあ適当にやり過ごしましょうｗ
ホワイトデーの夜はお菓子が安売りになってませんかねえ？ｗ
余談になりますが、石村萬盛堂の銘菓 鶴乃子、とても美味しいですよ。
今は福岡土産といえば博多通りもんがメジャーですが
この鶴乃子は博多通りもんに勝るとも劣らない美味しさです。
マシュマロの舌触りが何とも言えません。
博多で100年以上愛され続ける銘菓『鶴乃子』はふくよかなマシュマロ生地の中に風味のよい黄味あ… |