よかろうもんブログ

「弱者は弱者らしく振る舞え」ということ?

   

前回のブログにも書きましたが、今は膝を痛めており杖をついて生活しています。
短い距離の歩行は杖無しでもOKですが、
長時間の歩行や立ちっぱなしは無理なので
行き帰りの電車では、極力優先席を使用するようにしています。

 

今日はその「優先席」をめぐる話。

 

帰りの池上線、優先席は空いていなかったのですが
杖をついている私を見て、席を譲ってくれた方がいたんです。
お疲れなのに申し訳ないな、と感謝しつつ、
でも元気な方は優先席に座っちゃいかんよなwと思いながら
譲ってもらった席に座ったら…

 

「何よ。あんなスピードで歩いてた癖に。」

 

優先席近くに立っていたおばあさんが大きな声でつぶやきました。

 

私は杖をついていますから、そんなに早く歩けるわけもないですし
仮に早く歩いてたとしても、膝が悪いことには違いないわけです。

まあ、恐らく私のことを言ってるんでしょうから、
そのおばあさんに優しく(優しくですよ!)尋ねました。

 

「今おっしゃってたのは私のことですか?」と。

 

ただそのおばあさん、何度尋ねても「知らないわよ。」の一点張り。
あんなに大きな声でつぶやいて知らないもクソもないのですが
面倒なので(というか揉めると老人や女性が絶対有利なので)
私は後続の電車に乗り換えました。

 

あのおばあさんは私に何を言いたかったのでしょうか。

1)「何よ。あんなスピードで歩いてた癖に(私より先に座るとはけしからん)。」

→仮にそうだとしたら、少し悪いことしたかなと。

でも、ニュアンス的はに正直こっちかなと思いました。

2)「何よ。あんなスピードで歩いてた癖に(本当に杖が必要で、座る必要あるのか?)。」

→杖をつくならゆっくり歩け、ということでしょうか。

弱者(という言葉は好きじゃないけど)は弱者らしく振る舞えということ?

 

「生活保護を受けてるのにパチンコを打つなんてけしからん!」
これならまあ分かります。
というか私も同意です。

でも今回のケースは
「障害者は品行方正にしていろ。」に近いと思います。

障害を持ってたって、我々と同様に酒も飲んでもタバコを吸っても当然なのに
何かそれを許さない風潮みたいなのがありますよね。

 

「弱者は弱者らしく振る舞え」という傲慢な態度を取られた相手が
ご老人の女性、というあたりが何とも。

 - 雑文